コンテンツマーケティングとSEOは集客手段として混同して考えてしまう人がいますが、厳密にいえば両者は異なるものです。
ここでは、コンテンツマーケティングとSEOの違いについて解説をしていきます。
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違い
SEOは一般的に検索エンジン最適化のことを指し、Googleでの検索結果で上位に表示させるための施策のことをいいます。一方で、コンテンツマーケティングは、ユーザーに価値のあるコンテンツを配信することで、顧客の獲得を目指していく施策のことをいいます。両者は混同されがちですが、それぞれの違いについて解説をしていきます。
目的のちがい
コンテンツマーケティングとSEOでは、目的自体が異なります。コンテンツSEOはサイトへのアクセ数を増やすことで、検索上位を狙っていきます。
一方で、コンテンツマーケティングは、価値あるコンテンツをユーザーに提供して、ユーザーからの購買を目的としています。
対象のちがい
両者のターゲットは見込みユーザーであるという点は変わりないですが、それぞれターゲットとしている層がちがいます。
コンテンツSEOでは、検索エンジンを利用する層をターゲッティングとしています。これには、流入してもらうために商品やサービスについて知ってもらうコンテンツが必要となります。
一方でコンテンツマーケティングでは、商品やサービスの購入してもらうことを目的としています。ある程度自社の商品やサービスについて知っており、購買意欲が比較的高い人を対象にしています。
手法のちがい
コンテンツSEOは、SEO対策の一つなので、自社のサイトを上位に表示させるべく施策をおこなっていきます。チャネルとしては、検索エンジンのみとなります。
一方、コンテンツマーケティングでは、LPやメルマガなどチャネルはさまざまです。ユーザーに向けて、ユーザーの購入を促すために必要なコンテンツを作成して配信をしていれば、立派なコンテンツマーケティングとなります。
コンテンツのちがい
コンテンツSEOでは、検索で上位表示を目指し、自社のサイトへの流入を主たる目的としているため、テキストコンテンツが主となります。SEOで高く評価してもらうためには、ユーザーに対して有益なテキストコンテンツが必要です。
一方、コンテンツマーケティングでは、前述したLPやメルマガも施策の一つであり、SNSもその一つです。ブログ記事などのストック型とSNSなどのフロー型でそれぞれ内容は異なります。
まとめ
コンテンツマーケティングとSEOは混同されがちですが、目的や手法などさまざまな観点において異なっています。これからコンテンツマーケティングに取り組みたいと考えている方は、両者の違いについてしっかりと理解した上で的確な施策が打てるよう取り組んでみましょう。